Plaubel Makina IIIR, Orthar 73mm F6.8, 6x6フィルムホルダー セット

[保証]3か月保証
[程度]AB-
[付属品]ピントグラス(フード付)、引き蓋、6x6判用ファインダーマスク
[商品詳細]

整備済み

距離計調整、ファインダー清掃、レンズ清掃、その他点検等。

外装はやや擦れ傷や革の傷などがありますがまずまず良好な良品です。

ファインダー清掃済み。十分きれいになり見え具合も良好です。二重像もしっかり見えています。

前側ビューファインダー下部に割れがあります。見え具合や実用には問題ありません。

レンズ清掃済み。少し汚れ残りがありますが撮影に影響はほとんどないでしょう。

動作問題ありません。

◆カメラ概要

沈胴式中判カメラ。付属のフィルムホルダーは6x6判。

今回の付属レンズであるOrtharを使用する際は1段階だけ引き出します。付属レンズではありませんが、標準のAnticomarの場合は2段階引き出します。

Ortharでのピント合わせは距離計を使用する方法（連動はしません）とピントグラスを使用する方法があります。使用方法は後述します。

正面から見て左上のファインダーはパララックス補正機構付き。前後両方起こして使います。右手側にはフレームファインダーもあります。※いずれも標準用なのでOrtharの場合は見えている範囲より一回り広く写ります。実際の撮影範囲はピントグラスで確認するのが良いでしょう。

IIIRは最高速1/400秒のラピッドコンパーが採用されたシリーズ最終型です。

◆使用上の注意点

・シャッタースピードを合わせてからチャージします。

・ボディの引き出しや収納はピントを無限位置まで戻してからしましょう。

・ボディのフロント側を引き出す際には広角用、標準用と2段階あるのでセット位置に注意しましょう。

◆Orhtarでのピント合わせ

標準のAnticomarは2段階引き出してそのまま距離計連動でピント合わせが可能ですが、広角のOrtharや望遠のTele Makinarでは連動しない為ピント合わせ方法が異なります。今回の付属レンズOrhtarのピント合わせ方法を説明します。

方法１：距離計を使って数値を読み取る

まずAnticomarの位置(2段階引き出し)にセットし、距離計で二重像を合わせてピント合わせをします。前側ビューファインダーの裏に距離指標があるので、その数値を読みます。その後改めてOrtharの位置(1段階引き出し)にセットし、先ほど読み取った距離をOrtharの距離指標に合わせます。

方法２：ピントグラスを使う

付属のピントグラスを使ってフォーカスします。こちらが簡単で正確ですが、レンズは暗い為暗所でのピント合わせは見えづらいこともあります。 

◆フィルム装填

※今回は付属の6x6フィルムホルダーを使う前提でご説明します。このホルダーは自動巻き止め機構付きです。が、今のフィルムではそのまま使用できない為、使用するには工夫が必要です。一例として下記の装着方法を記載します。

フィルムホルダー横(短辺の引き蓋が刺さっている側)の金属プレートを引くと蓋が開けられます。

巻き上げダイヤルを引き上げると、中枠を取り出すことができます。

巻き上げダイヤル下に空スプール、隣にフィルムを取り付けます。

フィルム先端を裏側から回し、空スプールに取り付けます。

中枠をホルダーに戻し、スプール間に二つ窓が開いているのでスタートマークが見えるまで巻き上げます。※巻き止め機構があるのでカウンター横のフックを一回一回引いて解除して巻き上げてください。

窓にスタートマークが見えたら、そこからもう少し、1㎝程度巻き上げたら蓋を閉じます。

カウンターは引き上げると回せるので、その状態で11の位置に合わせます。フックの真ん中の赤い点がカウンター位置です。

そこから1になるまで巻き上げていき、合わせたらそこが撮影の1枚目となります。

そこからは自動巻き止めの通りに進めていけば問題ありません。